2013年9月24日火曜日

相手に欠点を自覚させたいとき(その1)

問題が起こっているのに、当の本人は全然気づいていない。“お前だよ!”と突っ込みたくなることありませんか?これって、イラッとしますよね。なんとか相手に欠点を自覚させたい。そうしないと、問題がいつまでも繰り返される、と賢い人は気づきます。

僕は、臨床心理士の研修を企画するようなこともしています。「ひどいことをしてる臨床心理士がいる」という話を伝え聞くと、じゃあ、そういうことを減らすための研修をしようとあれこれ考えます。“こんな研修にしたら、自分の問題に気づけるだろう”とか、仕掛けを作るわけです。

けれど、蓋を開けてみると、一番そういうことに気付いてほしい人は、ちゃんと来ないんです。すでに、出来ている人ばかりが参加します。

それを見ると、人って上手くできてるなぁ。自分の欠点に向き合わないように、できているんだなぁと思います。

正義感が強い人は、“そんなんじゃイカン!ちゃんと向き合うようにさせないと”と頑張るのですが、せっかく向き合わないようにしてるんだから、それを突きつけるのは、ちょっと酷かなとも思います。

結局、本人の受け入れる準備が整わないと、欠点を自覚させるのは難しいんです。

じゃあ、こっちのイライラはどうしたらいいのか?それは、相手が逃げてるんじゃなくて、そうやって心を守っているんだ、と思えると、少しだけ優しい気持ちになれますよ。


いやいや、もうちょっと積極的に何かしたいという方は、続きも読んでみてください。
相手に欠点を自覚させたいとき(その2)

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