最近は、エビデンスベースドという言葉をよく聞くようになりました。僕がいる医療の業界でももちろん使われますし、他の業界でも使われているのを見聞きしました。今の時代は、論理的な根拠を持っていることが歓迎されるようです。
けれど僕は、発想ということについて言えば、論理は自由を奪うんじゃないかな?と思っています。
僕が好きな精神科医に神田橋譲治という先生がいます。この人は、精神医学や臨床心理の業界で知らない人はいないぐらい有名です。その神田橋先生が、研修会で「お風呂に焼酎をキャップ一杯入れると、何かに効く」と言っていて、思わずのけぞってしまいました。全く非論理的だし、なんか怪しいですよね。
けれど、怪しいからそれをやる時にはこちら側の意思がかなり必要になります。逆に論理的なことは、そうしなければいけないような強制力を帯びがちです。
ですから、何かのアイディアを考えている時は、非論理的な発想も出してみるとどうでしょう。その場の雰囲気が、自由な発想を生み出しやすいものになるかもしれませんよ。
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焼酎風呂については、こちらの本に載っています。その他にも、すぐに、お金をかけずに実践できそうな方法がたくさん載っています。