2013年1月28日月曜日

相手に変わってもらうためには

カウンセリングをしていると、度々こんな相談を受けます。困った人がいて、その人に変わってほしいんだけどなかなか難しいというものです。確かに、それは難しいです。他の人を変えるのは、自分を変えるよりもずっと大変なんです。

たとえば、サッカーで、パスはうまいけどシュートが苦手な人がいたとします。「そこはシュートだろ!」とみんなが思う場面でも、いつも味方にパスをしてしまいます。

そんなとき、「なんでシュートうたないんだ!」と厳しく注意したり、怒るというやり方がありますね。このやり方は、そこら中で使われているので、ある程度の効果があるのだと思います。けれど、行き過ぎると、今、話題になっている大阪の高校で起こったようなことにもなりかねません。

方法は、もっとたくさんあります。パスが上手だから、そこをどんどん褒めるというのも1つのやり方です。そうすると、パスがうまくなっていって、その人は自信が出てきます。その自信が出た分だけ、自分が苦手だったシュートもやってみようという気持ちになっていきます。人は、余裕が出来たらその分だけ、自分のダメな所にも注意が向くようです。

けれど、どっちのやり方にしてもシュートの上達度としては同じだろ、と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。ほとんどの場合、良いところをほめて変わった方が、怒ったりして変えるよりもずっと上手にシュートをうてるようになっています。それは、パスが上手くなっていくときに身につけた技術が、シュートにも活かされるからです。ゴールにパスするようにシュートをうてるようになるかもしれません。

ですから、誰かに困っている・変わってほしいと思ったら、まずはその人の良いところに注目してみるのがおススメです。ただし、あまりにもその人に対して我慢している期間が長いと、良いところを探そうなんて気分にはとてもなれません。そうなってしまう前に、普段から心がけておくことが大切です。その人の良さをほめたり、感心したりしていると、だんだん変わっていきますよ。

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2013年1月10日木曜日

長生きの秘訣

今回は、僕が思う長寿の秘訣です。単に長く生きるというよりは、歳を重ねても活き活きできるための方法です。

良いとか悪いとかいう基準はちょっと横に置いて、思い返してみて下さい。一番活き活きして元気なお年寄りってどんな人でしょう?

僕が観察した限りでは、お爺ちゃんは、『ドラゴンボール』の亀仙人みたいな、エロじじいのような人が元気です。入院していても看護師さんのお尻を触っちゃうような人は、生命エネルギーが高いように見えます。お婆ちゃんは、『ポニョ』に出てくるトメさんみたいな、常に何かに文句を言ったり憎まれ口をたたく人が元気なようです。ということは、そういう部分を持つことが、歳を取ってからも元気で居続けられる秘訣ということになります。

けれど、残念ながら、こういうお年寄りはどちらも嫌われる傾向にあります。エロいお爺ちゃんの方は、「しょうがない人だ」と呆れられるだけのこともありますが、お婆ちゃんの方は、本気でうんざりされている話を度々耳にします。周囲の人からすると、しょっちゅう愚痴を聞かせられたり、自分自身が文句を言われたりするので、煙たいのでしょう。

僕は、お爺ちゃんがエロい部分を持っていることや、お婆ちゃんが文句ばかり言っていることは、1つの健康法なんじゃないかと思っています。そして、そういう風に考えると、少しだけ優しい気持ちで接することが出来ると思うのですが、どうでしょうか?

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