それは、ネガティブに考えること自体をポジティブに考えてみるということです。そもそも、自分の考え方はダメだ・ポジティブに変えたいという発想は、ネガティブな考え方をネガティブに捉えているのだと思います。けど、ネガティブに考えることにも、悪い面ばかりでなく良い面もあるはずですよね。例えば、現実にショックなことが起こっても和らぐとか、悪く考えて自分に厳しいから成長していけるとか…。
以前、『プロフェッショナル』という番組で左官職人の方が出ていました。その人は、もともと臆病で、それがずっとコンプレックスだったそうです。けれど、失敗するんじゃないか?失敗するんじゃないか?と考えるからこそ、念には念を入れて、丁寧な仕事になるのだと言っていました。これは、ネガティブ思考の有効活用ですよね。
このように、ネガティブに考えることにも意義を見つけられれば、同じように悪い方に考えちゃった場合でも、内容はネガティブですが、その行為はポジティブなものとなります。考えちゃってる自分は肯定されるので、同じことをしていても自分のしんどさは減っていると思います。
だから、まずは『ネガティブな考え方』のポジティブな面を探してみることは、おススメのやり方です。
NHKエンタープライズ (2006-09-22)
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