2012年3月5日月曜日

失敗は成功の母

電球を発明したことで有名なエジソンは、そのために多くの実験を繰り返してきたそうで、その苦闘についてこう語ったらしいです。「私は今までに一度も失敗したことがない。電球が光らないという発見を、今まで二万回してきたのだ」と。

エジソンが、ただとんでもなくポジティブだっただけかもしれません。しかし、この言葉には、上手くいったかどうかという結果だけが全てでなく、何かに挑戦してみて、どこがダメかを発見できることの重要性も差し示しているのだと思います。

ジブリの『耳をすませば』という映画を見たことはありますか?その中で、主人公が、あるきっかけで自分に文章を書く才能があるのか、実際に小説を書いて挑戦してみるという話があります。その結果、荒削りではあるけども、才能の原石が眠っているということが分かりました。しかし、才能があったから良かった良かった、めでたしめでたし、という話ではなく、文章が上手に書けたとしても、反対に全然ダメだったとしても、それにチャレンジしたことによって「自分は文章を書く才能があるな」とか「私は書くよりも読む方がいいんだな」ということが分かることが大切だと思います。実際に映画の中でも、主人公は、頭の中で色々とイメージは浮かぶけども、それを文章にするためにはもっと勉強しなくちゃいけないと気づきます。
そうやって自分の特徴をよく知っていれば、自分の得意なところを伸ばしていけると思いませんか?

逆に、自分のことが分かってなかったら、いつも同じところで引っ掛かることになりますよね。視力が低下しているのに、自分はそれに気づいていなかったら、壁にぶつかったり転んだりしちゃうかもしれません。けれど、そのことを知っていれば、メガネを買えば済むだけです。

こういうことって、自分の性格でも同じことが言えます。自分にとって嫌な性格は、克服しなくても、知っていれば避けて通れることがたくさんあります。

だから、何か失敗したり、つまづいた時には、エジソンのように考えてみてもいいんじゃないでしょうか。自分の特徴を発見するのは、一時的な成功・失敗だけでなく、自分がこれから生きていくのにずっと役立つ知識になりますよ。
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