2013年2月15日金曜日

人前での緊張をやわらげる方法


人前に立って話をする時に、緊張が強くなりすぎて困っちゃうことがあります。緊張なんて全然しないという人もいますが、それは少数ではないでしょうか。僕も講演したり、研修をする機会があって、そんな時はやっぱり緊張します。

緊張をほぐすための方法は色々あるのですが、僕がやって良かったのはその緊張を自白するという方法です。例えば、講演する時に緊張していたら、最初にこんな風に言ってしまいます。「こんなに大勢の方が来てくださったことはうれしいのですが、普段、カウンセリングは1対1でやっているので、ちょっと緊張してます」、と。このやり方は手軽だし、けっこう肩の力が抜けます。

緊張しているのにそれを話さないでいると、“緊張が相手にばれないようにしなきゃ”という心理が働きます。緊張をばらさないようにするというタスクをこなしながら、もともとの相手に伝わるように話すというタスクをこなすとなると、2つのタスクを同時に遂行しなければいけません。これは大変なので、どちらかが破たんしがちです。そうなってしまうと、ますます緊張が強くなるという悪循環が生じてしまいます。ですから、早めに自白してしまった方がいいと思います。

聞いている聴衆の側には、自白されることで求めるハードルが下がるという現象も起こります。スーパーのレジで並んでいて、他のレジに比べてなかなか進まないからイライラしていたら、その店員さんのバッチに『研修中』と書かれていて“じゃあ、しょうがないか”と思ったことありませんか?それと同じです。緊張していることを相手に伝えてしまうことで、相手の目が優しくなります。そのように、相手のハードルが下がることで、こちらもさらに話しやすくなるという良い循環が起こります。そういう点でも、この方法は有効です。

もちろん、自分の緊張はもっとすごくてそんな簡単じゃないと思う人もいるでしょうが、この方法は手軽なので、お試しでやってみるといいですよ。

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