2013年10月31日木曜日

無駄なことを大事にする

前回も写真を載せたのですが、夏にスペインを旅行しました。アンダルシアとバスクを回りました。

スペインは、食べ物がおいしいのですが、バスクの料理はさらにもう一つレベルが高かったです。特にソースにフルーツが入っていたり工夫がこらされていて、素人ながら、それが味を引き上げていたように感じました。ソースが凝っているのは、フランスからの影響でしょうかね?

旅行するだけでなく、住んでみたいと思わせるほどの魅力がありました。

もちろん、食べ物のおいしさも住みたい気分になったポイントの1つです。けれど、悪く言えば大雑把ということなのでしょうが、あの何ともゆるい雰囲気が僕としては居心地が良かったです。シエスタがあって働く時間が短いのは知られていますが、バルにいるだけでも、スタッフ同士が雑談して笑っていたり、お客さんとの関係も友達のようになっていて、いい感じでした。

バルの店員さんがシードラというお酒をおごってくれました。
高い位置から注ぐものなのだそうです。
結構こぼれてましたが、気にする様子もなかったです。

日本では、休み時間もないほど働いている人がたくさんいますし、スタッフ同士で笑っていたらクレームが来るかもしれません。スペインと比べると、そこら辺は窮屈に感じるのですが、どうなんでしょうね?

日本は経済大国ですし、競争力を持つためにより効果的に、より効率的にという意識が強いです。けれど、それを進めることで失われちゃう何かが同時にあるのでしょうね。スペインを旅して、僕自身は、効果や効率とは反対の、できるだけ無駄なことにエネルギーをかけたいと思いました。時代の流れには反しているのかもしれませんが…。

前回記事『相手に欠点を自覚させたいとき(その2)

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