2012年7月23日月曜日

魅力を生み出すもの

僕が旅行に行って感心するのは、カメラマンの腕です。旅行前にガイドブックなどを見ていて、これはすごそうだなぁと期待を膨らませつつ行ってみると、「これが写真の場所?こんなもんなの?」と思うことがあります。やはりプロの仕事はすごいです。

イタリアのマテーラ
けれど、1ヶ月前に行ったイタリアのマテーラという街は、ガイドブックの写真よりも、もちろん僕の写真よりも実物の方が良かったです。写真との違いは、街の質感じゃないかと思いました。乾燥して色あせた街並みが醸し出す雰囲気は、なかなか写真におさめられるものではありません。

よく「中世にタイムスリップしたような」とか「異世界に迷い込んだような」という表現をガイドブックは好んで使ってますが、実際に行ってみるとそうでもないことが多いです。けどこの街は、旧市街に入ると本当に異世界に入ったような不思議な感覚があります。そういう場所はめったにないので、人気が出そうなものですが、今のところ、それほど観光客も来てないみたいです。

もちろんマテーラの街自体も良いのですが、自分が予想していたもの以上の光景が目の前に広がることで、やっぱり魅力が増すと思います。魅力が生まれる時には、このようなギャップが関係していることが多いと思います。

旅行とは関係なく、人に対する印象などもギャップがあると魅力的に見えます。たまに、自分自身に対して持っているイメージからはみ出すような行動をとることにためらいを感じる人がいます。今まで怒ったりしたことないから、急に怒ったりしたら自分のキャラと違うから我慢してるとか…。けど、僕はそういう風なギャップが魅力につながると思うんですけどね。どうなんでしょう。

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