2012年7月10日火曜日

心のリフレッシュ

心のリフレッシュというのは、こういうことなんじゃないか?と一周まわって再確認したので、それを書きたいと思います。

先日、クロアチアとイタリアを旅行してきました。1週間という短い時間で、プリトヴィッツェ湖群国立公園→ドブロブニク→アルベルベッロ→マテーラを見てまわりたかったので、予定を詰め込みすぎてしまいました。それに加え、時差と暑さで休暇なのに身体的にはかえって疲れました。けれど、気持ち的にはリフレッシュできたと思います。


『リフレッシュする』=『何も考えないで、ただ頭をからっぽにする』というイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。けれど、よく考えると、頭をからっぽにするというのは、お坊さんが修行してやっとたどり着く境地のような気もします。僕の場合は、旅行中、からっぽどころか、色々と考え続けています。あの予約はちゃんととれてるかな?と心配したり、この街をこのぐらいの時間に出発すれば次の街には暗くなる前に着くかな?とか、次は、港町に行くから、シーフードは明日にとっておいた方がいいかな?とか…。もちろん、その国について考えを巡らせてもいるので、頭の中は、むしろ普段よりも忙しいくらいです。

そうしているうちに、頭の中は日常から切り離されていき、旅行についての考えで埋め尽くされます。そして、1週間が経つ頃には、身体は疲れ、気持ちはリフレッシュされているのです。

リフレッシュというのは、頭をからっぽにするのではなく、別の何かで埋めていく作業のような気もします。何か悩みがあるときに、映画を観たり、小説を読んだりするのも、その1つだと思います。ここまで書いてみて、当たり前のことをまわりくどく説明しているだけのような気もしてきましたが、行き詰ったときには、意識して全く関係ないことで頭の中を一杯にするのは、一つの方法かもしれません。

アルベルベッロの路地裏

写真は、トゥルッリというトンガリ屋根の家で有名なアルベルベッロの街並みです。トゥルッリはそんなに大きくないのですが、中に入ると何故か落ち着きます。どうしてなのか考えたのですが、それは建物の内部に直線がないからなのかもしれません。よく観察していると、構造も難しくないし、自作できそうです。こんな小屋が庭にあったらいいなと思いました。

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